第159回日本獣医学会学術集会

会長あいさつ

丸山 総一
第159回日本獣医学会学術集会
大会長  丸山 総一


 この度、第159回日本獣医学会学術集会を平成28年9月6日(火)から8日(木)までの3日間、日本大学生物資源科学部湘南キャンパスで開催する運びとなりました。前回、本学で開催した第137回学術集会(平成16年4月)から12年が経過いたしました。その当時に比べますと、キャンパスの整備計画が進み、本学術集会のメイン会場を予定している新1号館が今年の4月に竣工し、また、メイン会場に隣接する新校舎も来年4月には完成する予定です。口演・シンポジウム会場や会議室も十分確保して、会員の皆様にはできるだけご不便をお掛けしないように心がけたいと存じます。

 グローバル化した現代社会においてはボーダーレスな人々の移動や物流の活発化に伴って、ヒト、動物、食糧などが極めて短時間のうちに移動、流通するため、それらが媒体となる感染症の防疫体制の確立が極めて重要となります。また、家畜、ペット、野生動物などさまざまな動物と人が密接に関わっている現代社会では、それぞれが相互に影響を及ぼしあい、複雑な関係を構築しています。さらに、世界各地では人口増加と温暖化に代表される環境破壊、食料不足、エネルギー不足が急速に進行し、深刻な問題となっています。このような社会情勢から、「世界は切り離すことのできない緊密さで繋がっており、人、動物、環境を含めた健康の維持には一国だけでなく地球規模で対応する必要がある」というOne Healthの概念が近年欧米を中心に広く提唱されるようになってきました。獣医学が、日頃から医学や環境科学の分野等と連携し、One Healthに深く関わると共に、その推進に大きな役割を担っていることは、皆様ご承知のとおりです。

 今回の大会スローガンは、獣医学領域に身を置く私達がOne Healthを担っているという自負を持ち、さらに推進することが重要であるとの本学の企画委員会の一致した意見から、「獣医学が紡ぐOne Health」といたしました。One Health関連の司宰機関企画のシンポジウムも企画しておりますので、多くの会員の皆様にご参加いただけましたら幸いです。

 本学の最寄り駅の六会日大前(小田急線)は、横浜からは約30分、都心から約1時間ととても便利です。また、大学周辺には古都鎌倉や江ノ島など風光明媚な観光地が点在しています。学術集会の合間、あるいは前後のお時間の有るときに訪れて、楽しんでいただければと存じます。学術集会の期間は、夏休み中の行楽ピークからは外れておりますが、大学近くのホテルには限りがございます。学会事務局はホテルの斡旋などはいたしませんので、お早めにご予約くださいますようお願いいたします。

 最後に、日本大学生物資源科学部湘南キャンパスで開催されます第159回学術集会に多くの会員の皆様にご参加いただきますことを重ねてお願い申し上げ、大会長の挨拶とさせていただきます。