ご挨拶

第162回日本獣医学会学術集会
会長 筒井 俊之

この度、第162回日本獣医学会学術集会を2019年9月10日から12日まで、前年に引き続きまして、つくば国際会議場で開催する運びとなりました。農研機構動物衛生研究部門は動物衛生に関する専門研究機関として、旧家畜衛生試験場時代から長く日本獣医学会の活動に参加させていただき、今回12年ぶりに学術集会を司宰させていただくこととなりました。ご承知のようにつくばは都心からも直通電車で1時間足らずの距離にありながら、筑波山をはじめ多くの自然が残されている環境にあります。獣医学会会員の皆様が、再びつくばの地を楽しんでいただけるよう努めてまいりますので、引き続きご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


獣医学は古くは18世紀に世界で初めてフランスに獣医学校が設立されて以来、動物の健康を通じて社会に貢献する学問として大いに発展してまいりました。現在、その広がりは、動物を対象とする学問のみにとどまらず、生命科学を中心とする基礎研究から、公衆衛生や環境問題など社会の課題に直接取り組む応用研究にまで至っています。また、ゲノム編集、バイオセンシング、IoT、人工知能などの新しい技術に代表されるように、生命工学や情報科学は急激な発展を遂げてきており、獣医学分野においても、これら最先端技術の進取のみならず、これらの発展を積極的にリードする気概と研鑽が求められています。このような背景を踏まえ、今大会の学術集会のテーマを「未来につながる獣医学」といたしました。司宰機関シンポジウムでは革新的な技術開発・イノベーションに果敢に挑戦している研究者に講演いただく予定です。このような企画が、会員同士が未来の獣医学について語り合うきっかけになれば幸いです。


最後になりましたが、大会事務局員一同、会員の皆様方からの積極的な演題登録、ご参加を心よりお待ちしております。